理化学研究所(理研)

RNAウイルスの感染を阻害する既存薬の同定 有機化学・薬学

RNAウイルスの感染を阻害する既存薬の同定

ヒトiPS細胞とRNAウイルスの一種センダイウイルスを用いて感染症モデルを構築し、抗RNAウイルス活性を呈する既存薬のスクリーニングを行った。選抜された化合物について、Huh7細胞におけるエボラウイルス、Vero E6細胞における新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する抗ウイルス効果を評価した。
卵の記憶は胎盤へ~卵のエピジェネティック修飾が次世代に伝承される機構を解明~ 生物化学工学

卵の記憶は胎盤へ~卵のエピジェネティック修飾が次世代に伝承される機構を解明~

マウスを用いて、卵のエピジェネティック修飾が次世代の胎盤へと伝承される新しい機構を発見した。
酵母の果糖発酵と資化能力を再発見~388株の酵母を使って見過ごされてきた能力を検証~ 生物化学工学

酵母の果糖発酵と資化能力を再発見~388株の酵母を使って見過ごされてきた能力を検証~

388株の酵母を用いて実験を行ったところ、全株が果糖に対する資化能力を持ち、302株が発酵能力を持つことを発見した。この二つの能力が酵母の普遍的な表現型であることが明らかになった。また、発酵においてAmbrosiozyma platypodisとCyberlindnera americanaの2株は、ブドウ糖と果糖を混合して与えた場合はブドウ糖を好み、ブドウ糖または果糖を単独で与えた場合は果糖を特に好むことが分かった。
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体内での環化付加反応によるがん化学療法~アクロレインを利用した反応で副作用をなくすことに成功~ 医療・健康

体内での環化付加反応によるがん化学療法~アクロレインを利用した反応で副作用をなくすことに成功~

がん細胞で特異的かつ大量に産生される「アクロレイン」という分子(CH2=CHCHO)を利用して、抗がん剤を体内のがん細胞でのみ効率的に放出する治療技術を開発した。
スプライシング調節化合物がもたらす新たな作用を発見 有機化学・薬学

スプライシング調節化合物がもたらす新たな作用を発見

スプライシング調節化合物の「スプライソスタチンA(SSA)」が、細胞内のRNAに未成熟切断とポリA付加(アデノシンが複数連続した配列の付加)を引き起こすことを発見した。
急性骨髄性白血病の個別最適化治療へ一歩~白血病の”弱点”の同定に成功~ 医療・健康

急性骨髄性白血病の個別最適化治療へ一歩~白血病の”弱点”の同定に成功~

白血病ヒト化マウスを用いて、白血病細胞の"弱点"であるタンパク質の阻害剤を投与することで、白血病細胞を効果的に死滅させる方法を突き止めた。
がん細胞上で薬剤を化学合成~生体内で薬剤の骨格を作る新しいプロドラッグ概念~ 医療・健康

がん細胞上で薬剤を化学合成~生体内で薬剤の骨格を作る新しいプロドラッグ概念~

生体内に導入できる「人工金属酵素」によって薬剤の骨格を構築できる遷移金属触媒反応を開発した。
細胞外マトリックスの構築の仕組み~筋肉と骨格をつなぐ細胞外基質の強靱な繊維化~ 生物化学工学

細胞外マトリックスの構築の仕組み~筋肉と骨格をつなぐ細胞外基質の強靱な繊維化~

ショウジョウバエの飛翔器官が構築される過程で筋肉と骨格を機能的に連結させる仕組みを研究し、両者を連結させる腱組織の構築において、細胞外基質[1]が強靱な繊維に変換されることを解明しました
複数企業の社内データを産学で共有して新薬創出を加速する革新的な枠組みの構築に成功 有機化学・薬学

複数企業の社内データを産学で共有して新薬創出を加速する革新的な枠組みの構築に成功

2021-03-08 医薬基盤・健康・栄養研究所 この度、弊所AI健康・医薬研究センター長 水口賢司、理化学研究所 生命機能研究センター チームリーダー本間光貴、大阪市立大学ユニバーシティー・リサーチ・アドミニストレーション(URA)センタ...
卵子のための染色体分配装置の調整~動原体と微小管の接続を介した機構が紡錘体を正常に保つ~ 生物化学工学

卵子のための染色体分配装置の調整~動原体と微小管の接続を介した機構が紡錘体を正常に保つ~

2021-03-04 理化学研究所 理化学研究所(理研)生命機能科学研究センター染色体分配研究チームの北島智也チームリーダー、オーレリアン・クートワ研究員(研究当時)らの研究チームは、染色体分配装置である「紡錘体」について解析し、卵子がつく...
植物は概日時計因子によって低温ストレスに対する耐性を獲得している 生物環境工学

植物は概日時計因子によって低温ストレスに対する耐性を獲得している

2021-03-02 東京大学 発表者 城所  聡(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 助教) 相馬 史幸(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任研究員) 溝井 順哉(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用...
ジャガイモの毒α-ソラニンはトマトの苦味成分から分岐進化した 有機化学・薬学

ジャガイモの毒α-ソラニンはトマトの苦味成分から分岐進化した

2021-02-26 神戸大学 神戸大学大学院農学研究科の水谷正治准教授、秋山遼太研究員らと、京都大学化学研究所の渡辺文太助教、理化学研究所環境資源科学研究センターの梅基直行上級研究員、大阪大学大学院工学研究科の村中俊哉教授らの研究グループ...
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