生理学研究所

生物化学工学

光合成のステート遷移構造決まる

光合成反応の光の利用効率最適化のしくみの一つで、2つの光化学系(光化学系Iと光化学系II)をバランスよく駆動するしくみが「ステート遷移」。光化学系Iステート遷移超複合体(PSI-LHCI-LHCII超複合体)を緑藻の細胞から取り出して、立体構造をクライオ電子顕微鏡にて決定し、ステート遷移の詳細が解明された。
医療・健康

身体の運動を適切にコントロールする仕組みを解明

光を応用した特殊な技術を使って、大脳基底核内の“ハイパー直接路”だけを除去し、ハイパー直接路が適切な運動コントロールに重要であることを明らかにした。
医療・健康

皮膚表皮細胞の細胞死過程を解明~細胞内の酸性化が正常な角層形成に重要~

皮膚表皮細胞の細胞死の過程を明らかにし、新しい細胞死「Corneoptosis(コルネオトーシス)」を提唱した。皮膚の表面にある角層のバリア障害が知られているアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患の発症機序の解明に役立つと期待。
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医療・健康

パーキンソン病治療薬の長期服用で生じる副作用のメカニズムを解明

パーキンソン病モデルマウスに長期間L-ドーパを投与することで、ジスキネジアが生じた。ジスキネジアモデルマウスでは、大脳基底核の出力部において、大脳皮質由来の抑制が増強し、遅い興奮が減少していることが分かった。
有機化学・薬学

神経細胞シナプスの情報伝達効率を光で強化することに成功

新規開発の光応答性酵素によるシナプス活性の制御 2021-02-02 生理学研究所 内容 人や動物において、記憶や学習能力は脳内の神経細胞が担っています。特に、神経細胞同士を繋ぐシナプスの大きさなどの状態が変化することが記憶・学習にとって重...
医療・健康

先天的不妊モデル動物の繁殖能力の回復に成功~卵胞発育を司る繁殖中枢ニューロンを同定~

2021-01-26 生理学研究所 内容 国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学大学院生命農学研究科の長江 麻佑子大学院生、束村 博子 教授、上野山 賀久 准教授、井上 直子 講師らの研究グループは、生理学研究所遺伝子改変動物作製室の平林...
生物化学工学

視床下核の活動は、ハイパー直接路と関接路を経由して大脳皮質からの調節を受ける

2021-01-07 生理学研究所,日本医療研究開発機構 研究成果のポイント 大脳皮質から大脳基底核*1の一部である視床下核への情報伝達様式を、ニホンザルを用いて明らかにしました。 概要 ニホンザルを用いて、視床下核の神経活動を記録しながら...
医療・健康

神経シナプス間の軸調整を担う分子群を発見~新たなてんかん病態を解明~

2021-01-05 生理学研究所 内容 てんかんは、人口の1%程度に発症する頻度の高い神経疾患であり、神経細胞や神経回路の異常な興奮により発症すると考えられています。てんかんは、「いつ発作がおこるか予測困難であり、発作を何度も繰り返す」こ...
生物化学工学

大脳基底核の神経細胞が運動時に必要な情報を伝えるしくみを解明

2020-10-27 生理学研究所 内容 大脳基底核は運動をコントロールする役割を果たしており、大脳基底核が不調を来たすとパーキンソン病などにみられるように、重篤な運動の障害が生じます。しかしながら、健常時に大脳基底核がどのように運動に関す...
生物化学工学

霊長類において動機付け行動に関わる投射経路の機能を解明

「我慢して多くの報酬を得る」ための回路を同定 2020-10-20 京都大学,KU Leuven Medical School INSERM,生理学研究所,Harvard Medical School,Massachusetts Gener...
医療・健康

大脳基底核の神経細胞が運動のコントロールに関する情報を伝えるしくみを解明

2020-10-20 生理学研究所,日本医療研究開発機構 研究成果のポイント 自然科学研究機構生理学研究所の南部篤教授らのチームは、合図によって標的に手を伸ばす運動を行う際に大脳基底核が運動の情報を伝えるしくみを、ニホンザルを用いて明らかに...
生物化学工学

他者の行動を処理・活用する神経回路が明らかに

2020-10-16 生理学研究所,日本医療研究開発機構 実社会では、他者の行動から得られる情報を上手く活用することが求められます。近年、映像内の他者やロボットなど、様々な他者とコミュニケーションを図る機会が増えてきましたが、こうした状況で...
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