2026-10-13 ロイヤルメルボルン工科大学(RMIT)
オーストラリアのロイヤルメルボルン工科大学(RMIT大学)とノーザン・ヘルスは、救急外来で急性疼痛を訴える患者に対し、通常の診療に鍼治療を追加する「PANDA」プロジェクトを進めている。登録された鍼治療専門家が救急医療スタッフと連携し、患者の苦痛軽減、医療体験の改善、入院時間の短縮につながるかを調査する。今回の研究は、治療効果を厳密に比較する臨床試験ではなく、救急外来の実際の診療環境で鍼治療を安全かつ円滑に導入できるかを評価する実装研究である。初期アンケートでは、薬剤使用の回避・削減につながるなら鍼治療を検討すると回答した患者が90%超、患者に非薬物療法の選択肢を提供したいと回答した医療従事者も90%に達した。一方、これらは導入への関心を示す結果であり、鎮痛効果や薬剤使用量の減少が実証されたことを意味しない。今後、実施可能性、安全性、患者・職員の評価などを検証し、救急医療における疼痛管理の選択肢拡大を目指す。

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