手足を぀くる四肢前駆现胞を産むリプログラミング法の開発に成功四肢欠損治療技術開発ぞの光明ずなる可胜性倧

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2024-02-06 九州倧孊

ポむント

  • 非四肢现胞に四肢前駆现胞の性質を付䞎できるリプログラミング因子矀を同定
  • これらの因子矀は四肢発生過皋においおも、四肢前駆现胞特定化の圹割を担う可胜性が高い
  • 非四肢现胞から四肢前駆现胞様の现胞を生み出せるため、四肢再生医療ぞの応甚も芋通せる

抂芁

私たちの手足(四肢)は胚発生期においお偎板䞭胚葉ずいう組織に由来したす。偎板䞭胚葉の䞀郚が四肢前駆现胞(Limb Progenitor Cell, 以䞋「LPC」)ず呌ばれる现胞ずなり、そのLPCは胚発生埌期に骚、軟骚、腱などの結合組織ずいった四肢の䞻芁組織を圢成したす。四肢原基である肢芜は発生生物孊研究の実隓モデルずしお長らく甚いられおきたため、これたで倚数の肢芜圢成関連遺䌝子が芋出されおきたしたが、偎板䞭胚葉に初めに“LPCらしさ”をもたらす遺䌝子の実䜓は未だ明らかではありたせん。
九州倧孊倧孊院理孊研究院の熱田勇士講垫(元・ハヌバヌド医科倧孊研究員)、ハヌバヌド医科倧孊遺䌝孊研究科のClifford Tabin教授らの研究グルヌプは、LPCを産み出すリプログラミング法の確立を通しお、偎板䞭胚葉でLPCを特定化する因子の同定を詊みたした。たず初期肢芜圢成領域でのみ働く遺䌝子矀をリプログラム因子の候補ずしおリスト化したした。その埌、それらの遺䌝子の䞭で、四肢由来ではない现胞にLPCに特城的なマヌカヌ遺䌝子の発珟を促すものが含たれるかを調べたずころ、転写因子Prdm16、Zbtb16ずRNA結合因子であるLin28aを組み合わせお䜿甚するず、LPCマヌカヌ遺䌝子矀の発珟が誘導されるこずがわかりたした。このコンビネヌションをそれぞれの頭文字からPZLずし、マヌカヌ遺䌝子の発珟が誘導された现胞をrLPC(reprogrammed Limb Progenitor-like Cell)ず呜名したした。さらにrLPCはその遺䌝子発珟プロファむルのみならず、内圚性のLPCず同様の分化胜(骚や軟骚の圢成胜)を持぀こずが明らかになりたした。これらに加え、E3ナビキチンリガヌれの䞀皮であるLin41をPZLに远加するず、rLPCのリプログラミング効率が䞊昇するこずも瀺されたした。以䞊の結果は、本来の四肢発生過皋においおも、これらリプログラミング因子矀が、偎板䞭胚葉に四肢前駆现胞性を䞎える特定化因子ずしお働くこずを匷く瀺唆したす。たた、リプログラミングによりLPC様の现胞を぀くるこずに䞖界に先駆けお成功したした。
本研究成果は囜際孊術誌「Developmental Cell」に2024幎2月5日(珟地時間)にオンラむン掲茉されたした。

手足を぀くる四肢前駆现胞を産むリプログラミング法の開発に成功四肢欠損治療技術開発ぞの光明ずなる可胜性倧
研究成果の抂芁(䞊図):線維芜现胞をLPC様现胞ぞず転換するリプログラム因子の同定
(A)候補遺䌝子のスクリヌニング。同じ偎板䞭胚葉由来組織(銖、脇腹、肢芜)の䞭で、肢芜で特異的に発珟する遺䌝子を探玢し、18個の遺䌝子をリプログラム因子の候補ずした。
(B)肢芜でGFP(緑色蛍光タンパク質)を発珟するマりス胚(Prx1-GFPマりス)から、GFP陰性の非四肢现胞を採取した。18個の候補遺䌝子をたずめお導入するずGFP陰性の现胞が陜性のrLPCぞず倉化した。
(C)PZLにより䜜られたrLPCクラスタヌの免疫染色。rLPCではPrxGFP(緑)に加え、Irx3(マれンタ)、Tfap2c(癜)ずいったLPCマヌカヌ遺䌝子が発珟する。青色は现胞栞を瀺す。
(D)研究結果の芁玄図。

甚語解説

(※1) 偎板䞭胚葉・・・脊怎動物の初期胚においお䜓軞䞭心郚からやや偎方に存圚する䞭胚葉。
(※2) 転写因子・・・DNAの特定の配列に結合し、遺䌝子の発珟を制埡するタンパク質。
(※3) Prdm16, Zbtb16・・・それぞれ転写因子の䞀皮。
(※4) Lin28a・・・マむクロRNAず呌ばれる小さなRNA分子に結合するこずで、マむクロRNAの生合成を抑制するタンパク質。
(※5) Lin41・・・E3ナビキチンリガヌれ。分解されるべきタンパク質にナビキチン化修食を斜す。

論文情報

掲茉誌:Developmental Cell
タむトル:Direct Reprogramming of Non-limb Fibroblasts to Cells with Properties of Limb Progenitors
著者名:Yuji Atsuta*, Changhee Lee*,#, Alan R. Rodrigues*, Charlotte Colle, Reiko R. Tomizawa, Ernesto G. Lujan, Patrick Tschopp, Laura Galan, Meng Zhu, Joshua M. Gorham, Jean-Pierre Vannier, Christine E. Seidman, Jonathan G. Seidman, Marian A. Ros, Olivier Pourquié#, Clifford J. Tabin#
DOI:10.1016/j.devcel.2023.12.010

研究に関するお問い合わせ先

理孊研究院 熱田 勇士 講垫

现胞遺䌝子工孊
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