2021-03-26 京都大学
花園祐矢 理学研究科研究員(現・量子科学技術研究開発機構博士研究員)、竹田一旗 同准教授、三木邦夫 名誉教授、井上耀介 東京農工大学博士課程学生(研究当時)、篠原恭介 同准教授、養王田正文 同教授、野口恵一 同教授、野井健太郎 熊本大学研究員(現・大阪大学特任助教)、小椋光 同教授、川本晃大 大阪大学特任助教、難波啓一 同特任教授、重田育照 筑波大学教授らのグループは、細胞内で凝集したタンパク質を再生する分子Hsp104の構造を明らかにしました。
X線結晶構造解析・クライオ電子顕微鏡解析・高速原子間力顕微鏡(高速AFM)の技術を用いてこれまでに知られていなかったHsp104の構造を決定しました。この成果により今後、タンパク質の異常凝集が引き起こすと考えられている神経変性疾患など病気の基礎的な理解へ向けた貢献が期待されます。
本研究成果は、2021年3月1日に、国際学術誌「Structure」のオンライン版に掲載されました。
図:Hsp104の反応サイクルと構造変化
研究者情報
研究者名:竹田一旗
研究者名:三木邦夫