2021-07

世界最大の新型コロナウイルス感染症のゲノムワイド関連解析にアジア最大のグループとして貢献 医療・健康

世界最大の新型コロナウイルス感染症のゲノムワイド関連解析にアジア最大のグループとして貢献

約5万人のCOVID-19患者と約200万人の対照者を対象に解析が行われ、COVID-19の重症化に関わる遺伝子多型(バリアント)の13箇所を同定したが、うち2個は、ヨーロッパ人集団での頻度よりも東アジア人集団および南アジア人集団での頻度が高く、多様な集団を対象とした国際共同研究の重要性があらためて認識された。
幼児期の共感性を測定する~日本語版EmQue (Empathy Questionnaire) の開発~ 医療・健康

幼児期の共感性を測定する~日本語版EmQue (Empathy Questionnaire) の開発~

幼児期の共感性を測定する心理尺度Empathy Questionnaire(EmQue)の日本語版を開発した。
ボルネオ島固有の高地性のカエル2新種の発見~局所性と固有性が高いタカネチョボグチカエル種群~ 生物化学工学

ボルネオ島固有の高地性のカエル2新種の発見~局所性と固有性が高いタカネチョボグチカエル種群~

マレーシアのボルネオ島の高地に局所分布するタカネチョボグチガエル(Kalophrynus nubicola)に実は3種が含まれていたことを発見した。
ad
ウイルスと寄生蜂とイモムシ 3者の相互作用が育んだ蜂殺し遺伝子の発見 生物化学工学

ウイルスと寄生蜂とイモムシ 3者の相互作用が育んだ蜂殺し遺伝子の発見

昆虫に寄生する寄生蜂に対抗するために昆虫や昆虫に感染するウイルスが持っている、全く新しい遺伝子を発見した。
腸内細菌から産生される健康長寿に関わる胆汁酸 医療・健康

腸内細菌から産生される健康長寿に関わる胆汁酸

百寿者の便中には、isoalloLCA(イソアロリトコール酸)という胆汁酸が特異的に多いことを見いだし、その胆汁酸を合成できる腸内細菌株を同定した。また、isoalloLCAがグラム陽性病原性細菌に対する強い抗菌活性をもつことを明らかにし、マウス実験でもその抗菌効果があることを突き止めた。
精密な分子標的型抗がん剤の開発 ~より副作用の少ない、より効果的な抗がん剤治療のために~ 有機化学・薬学

精密な分子標的型抗がん剤の開発 ~より副作用の少ない、より効果的な抗がん剤治療のために~

がん細胞中で異常に働くプロテインキナーゼ(タンパク質リン酸化酵素)をピンポイントで阻害し、がん細胞の増殖を阻害する化合物を発見した。
体の左右非対称性はmRNAの分解から始まる 細胞遺伝子工学

体の左右非対称性はmRNAの分解から始まる

動物の体の左右非対称性を決定する仕組みにおいて、初期胚が生み出す体液の流れに応答して、体の左側だけでメッセンジャーRNA(mRNA)が分解されるメカニズムを解明した。
エピゲノム異常に起因する脳機能不全の治療の可能性~クリーフストラ症候群の治療法開発に前進~ 細胞遺伝子工学

エピゲノム異常に起因する脳機能不全の治療の可能性~クリーフストラ症候群の治療法開発に前進~

マウスを用いて、遺伝性精神神経疾患の一つである「クリーフストラ症候群(KS)」における脳機能不全が生後でも治療できる可能性を示した。
新型コロナウイルス検出酵素試薬の開発~独自酵素開発酵素によるOne-step real-time RT-PCR法~ 有機化学・薬学

新型コロナウイルス検出酵素試薬の開発~独自酵素開発酵素によるOne-step real-time RT-PCR法~

改良した耐熱性逆転写酵素、独自のDNAポリメラーゼの組み合わせで、高感度に新型コロナウイルスの核酸を検出するキットを開発した。溶液中5分子の新型コロナウイルスRNAを1時間以内に検出でき、保険収載された既存の新型コロナウイルス核酸増幅キットと比較した場合、本開発キットの感度は99.44%、特異度は100%でした。
トウモロコシ根からの生物的硝化抑制物質を世界初発見~窒素施肥量を減らし地球を健康にする第一歩~ 有機化学・薬学

トウモロコシ根からの生物的硝化抑制物質を世界初発見~窒素施肥量を減らし地球を健康にする第一歩~

トウモロコシ根から、生物的硝化抑制(BNI)物質の同定に初めて成功。強いBNI活性を持つ「ゼアノン」など、4つのBNI物質が硝化を抑制することを解明。
細胞同士が影響し合い良性腫瘍ががん化する仕組みを解明 医療・健康

細胞同士が影響し合い良性腫瘍ががん化する仕組みを解明

ショウジョウバエを用いて腫瘍内不均一性によるがんの進展メカニズムを解析する中で、「Ras」あるいは「Src」という異なるがん遺伝子を活性化した良性腫瘍細胞が上皮組織中で隣り合うと、互いが悪性化して浸潤・転移能を獲得する(がん化する)ことを発見した。
視覚情報と自身の運動情報を脳内で弁別する仕組みを発見 生物化学工学

視覚情報と自身の運動情報を脳内で弁別する仕組みを発見

外界からの視覚情報と動物自身の引き起こす運動情報の入力が、同時に脳の大脳皮質後部領域を活性化させる際、動物の注意レベルが高いときほど両者の信号が分離可能であることを発見した。
ad
タイトルとURLをコピーしました