2021-07

医療・健康

発症前から身体機能に障害を有する脳梗塞患者に対する血管内治療の治療効果

大規模登録研究のデータベースをもとに、発症前から身体機能に障害を有する脳梗塞患者に対する血管内治療が、内科治療のみと比較して脳梗塞後の障害を軽減させる可能性を示した。
生物環境工学

2021年度の種子島アカウミガメ保全調査を実施 産卵目的の回帰周期などをデータ化し、生態の解明につなげる

6月下旬の8日間に26頭の親ガメと、計20回の産卵を確認した。産卵のため上陸する個体数が減少していることがわかり、普段は太平洋でプランクトンを食べて回遊する体長80cm以下のメス個体が減っており、東シナ海を中心とした大陸棚で、海底近くに生息するエビなどの栄養価の高い底生生物を食べている大型個体の割合が多くなっているという実態が明らかになった。
細胞遺伝子工学

有袋類の遺伝子改変に世界で初めて成功~ゲノム編集による遺伝子改変オポッサムの作製~

有袋類のハイイロジネズミオポッサムを対象に、遺伝子改変動物の作製に必須な一連の基盤技術を開発し、CRISPR/Cas9システムによるゲノム編集技術を用いることで、遺伝子改変有袋類の作製に成功した。
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生物化学工学

細胞の動きを制御するタンパク質の巧妙な仕組

細胞の運動を促進する「DOCK5」と呼ばれるタンパク質が、その結合パートナーである「ELMO1」タンパク質の助けを借りて「Rac1」というGタンパク質を活性化する仕組みを、クライオ電子顕微鏡法を用いた高解像度の構造解析により解明した。
生物環境工学

冬眠哺乳類の低温耐性にビタミンEが関わることを発見~臓器移植・臓器保存への貢献に期待~

冬眠する小型哺乳類シリアンハムスターが冬眠の際の低体温に耐えるためにビタミンEを肝臓に高い濃度で保持することを明らかにした。
生物環境工学

植物が生長とストレス応答を切り換える仕組みを解明

劣悪環境に置かれた植物が生長戦略を切り換え、環境ストレスに対する適応能力を最大化させる仕組みの一端を明らかにした。
生物化学工学

光照射を用いた超高解像度な遺伝子解析技術の開発に成功

光単離化学(Photo-Isolation Chemistry=PIC)という技術を開発し、非常に小さな細胞集団や細胞の中の微小構造体で機能する遺伝子を光照射により検出することに成功した。
医療・健康

乳児期の川崎病発症に関するばく露要因について―エコチル調査

エコチル調査の約10万組の母子のデータを用い、エコチル調査に登録された妊婦から生まれた子どもの生後12か月までの川崎病発症について解析した。妊娠中期から後期の葉酸サプリメント摂取が川崎病の発症リスクを減らし、逆に母親の甲状腺疾患の既往歴や、参加児の兄弟・姉妹の存在が発症リスクを増やす可能性があることが明らかになった。
医療・健康

国の診療報酬請求データベースを用いて特殊な網膜剥離の発症率を明らかに

NDBオンサイトリサーチセンター(京都)の全データを解析することにより、日本人の中心性漿液性脈絡網膜症の発症率や性別・年齢による発症傾向を明らかにした。
医療・健康

ビタミンDで高効果の新型コロナウイルスワクチン開発

効果を高めるアジュバント(免疫賦活剤)としてビタミンDを使い、湿布のように皮膚に貼るだけで取扱いがとても簡単な新型コロナウイルスワクチンの研究開発が進んでいる。
有機化学・薬学

新型コロナウイルスおよびアルファ変異株を不活化する~新規抗ウイルス性ナノ光触媒を共同開発~

新型コロナウイルス感染症の感染リスクを低減する抗ウイルス性ナノ光触媒を新たに開発した。
細胞遺伝子工学

マウス多能性幹細胞から機能的な卵巣組織の再生に世界で初めて成功! 〜卵子の産生に動物由来の体細胞が不要に〜

マウスの多能性幹細胞から卵巣組織を再構築し、それらから機能的な卵子を作出した。
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