2021-10

脳が萎縮しても認知機能が保たれる人は? ~1799人の脳ドックと脳の健康指標BHQ~ 医療・健康

脳が萎縮しても認知機能が保たれる人は? ~1799人の脳ドックと脳の健康指標BHQ~

脳MRIドック受診者1799人を対象に研究を行い、脳の灰白質容積から算出したGM-BHQが、海馬の容積計測と比較して、認知機能テストの結果と強く相関することを明らかにしました。脳の萎縮が進行した時に、認知機能が低下する人と認知機能が保たれる人がいることに着目し、運動習慣や飲酒歴、喫煙歴、生活習慣病の有無などを調査しました。脳萎縮が進行していても認知機能が保たれている人は、大学や大学院を卒業しているなど教育年数が長いという特徴を明らかにしました。
新型コロナウイルス感染症感染拡大下における 発達障害児の生活の質低下に関連する精神状態を特定 医療・健康

新型コロナウイルス感染症感染拡大下における 発達障害児の生活の質低下に関連する精神状態を特定

新型コロナウイルス感染症の流行拡大下において、発達障害がある子どもの生活の質(QOL)について検討し、特に睡眠スケジュールの悪化が抑うつ傾向と深く関わっていることを明らかにしました。
犬の膀胱癌の治療標的を発見!!~新たな免疫療法の臨床試験を開始~ 医療・健康

犬の膀胱癌の治療標的を発見!!~新たな免疫療法の臨床試験を開始~

腫瘍免疫療法の新しい標的IDO(インドールアミン2,3ジオキシゲナーゼ)1と呼ばれる分子が、種々の犬の固形腫瘍組織において過剰発現していることを発見しました。半数の犬固形腫瘍種において、腫瘍組織内に浸潤している免疫細胞にIDO1の過剰発現を認め、さらに、いくつかの腫瘍種では腫瘍細胞においてもIDO1の過剰発現を認めました。
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非アルコール性脂肪性肝疾患悪化に歯周病原細菌による腸内環境への悪影響が関係する 医療・健康

非アルコール性脂肪性肝疾患悪化に歯周病原細菌による腸内環境への悪影響が関係する

歯周病が非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)を悪化させるメカニズムとして、飲み込まれた歯周病原細菌による腸内環境の変化が関係することを明らかにしました。
肝臓由来の細胞外小胞の抗炎症機能を発見 ~急性肝障害の治療法に新たな道~ 医療・健康

肝臓由来の細胞外小胞の抗炎症機能を発見 ~急性肝障害の治療法に新たな道~

ヒト幹細胞由来の細胞外小胞が急性肝障害に対して組織保護的に働くことを発見しました。
ヒトiPS細胞を用いた配偶子の作製と利用をめぐる日本の一般市民を対象にした調査 細胞遺伝子工学

ヒトiPS細胞を用いた配偶子の作製と利用をめぐる日本の一般市民を対象にした調査

ヒトiPS細胞を用いた配偶子作製やその利用について一般市民を対象に実施した調査結果に関する論文2報を発表しました。
花の数が100以上あるウワミズザクラを発見~研究素材や花⽊としての利⽤に期待~ 生物化学工学

花の数が100以上あるウワミズザクラを発見~研究素材や花⽊としての利⽤に期待~

ウワミズザクラの新品種を発⾒し、フサザキウワミズザクラと命名しました。フサザキウワミズザクラは⻑野県⻑野市の⾃然林から発⾒されました。ウワミズザクラは⻑さ8〜10cmの花序軸に20〜50個の花を1本の花序軸につけますが、フサザキウワミズザクラは花序軸がさらに分枝して、それぞれに花をつけるのが特徴で、1つの花序に全体で100個を超える花をつけることもありました。
予防的に発がんを抑制する上皮細胞による前がん細胞の認識機構を解明 生物工学一般

予防的に発がんを抑制する上皮細胞による前がん細胞の認識機構を解明

非免疫細胞である上皮細胞が、がんの元となる前がん細胞を認識し、攻撃・排除するという免疫細胞様の監視システムがあることを明らかにした。前がん細胞で発現が促進したMHC-Iを認識する、上皮細胞の受容体AltRを新規に同定し、その排除能惹起メカニズムを解明した。
ショウジョウバエが持つユニークな性染色体を用いて性染色体進化に関する共通のメカニズムを発見 細胞遺伝子工学

ショウジョウバエが持つユニークな性染色体を用いて性染色体進化に関する共通のメカニズムを発見

ネオ性染色体というユニークな性染色体を独立に獲得したショウジョウバエ3種を用いて、誕生した直後の性染色体がどのように進化するのかを研究しました。誕生して間もないにもかかわらず、3種のネオY染色体はすでに退化しつつある状況にあることが分かりました。
メタゲノムからウイルスゲノムを洗い出せ! ~細胞の免疫記憶を使ったウイルスゲノムの網羅的検出~ 細胞遺伝子工学

メタゲノムからウイルスゲノムを洗い出せ! ~細胞の免疫記憶を使ったウイルスゲノムの網羅的検出~

原核生物の「免疫記憶(CRISPR)」を利用してメタゲノムデータからウイルスのゲノム情報を検出する方法を開発しました。既知のウイルスのゲノム情報に依存しないでメタゲノムからウイルス由来と思われる配列を網羅的に検出し、さらにその宿主の推定を可能にします。ヒト腸内メタゲノムから未知の配列を含む多様なウイルスのゲノム情報を検出することに成功しました。
リンが欠乏した植物の成長に必要な化合物を発見~痩せた土地における農業技術への応用に期待~ 有機化学・薬学

リンが欠乏した植物の成長に必要な化合物を発見~痩せた土地における農業技術への応用に期待~

「ホスホコリン」という化合物がリン欠乏状態の植物の成長に必要であることを発見しました。養分の少ない土壌における農作物の増産や植物による物質生産の増強に向けた、代謝エンジニアリング[2]に貢献すると期待できます。
7種のアミノ酸が脳を守り、認知症の進行を抑えることを発見! 有機化学・薬学

7種のアミノ酸が脳を守り、認知症の進行を抑えることを発見!

タンパク質の構成要素であるアミノ酸のうち、7種必須アミノ酸の摂取が脳機能維持・改善をする仕組みを明らかにしました。
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