2026-05-27 国立循環器病研究センター
National Cerebral and Cardiovascular Centerの吉村壮平医長らは、第67回 Japanese Society of Neurology Annual Meeting において、急性期脳出血に対する国際共同第III相試験「FASTEST Part 1」の主解析結果を発表した。FASTEST試験は、発症2時間以内の脳出血患者に対し、遺伝子組換え第VII因子製剤(rFVIIa)静注の有効性を検証した二重盲検・無作為化・プラセボ対照試験であり、日本を含む6か国で623例(うち国内276例)が登録された。解析の結果、rFVIIa投与群では脳内血腫の増大抑制効果が確認された一方、180日後の機能予後全体では有意な改善は認められなかった。しかし、CTスポットサイン陽性例や発症90分以内に治療を受けた症例では治療効果が示唆され、超早期介入の重要性が明らかとなった。現在、これら高リスク患者群を対象とした「FASTEST Part 2」試験が進行中であり、急性期脳出血に対する新たな止血治療戦略の確立が期待される。
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