2026-07-02 国立がん研究センター,ペプチドリーム株式会社
国立がん研究センターとペプチドリームは、胃がん・食道胃接合部がんを対象に、Claudin18.2(CLDN18.2)を標的とするPET診断用放射性医薬品候補「^64Cu-PD-29875」のファースト・イン・ヒューマン(Phase 0)試験で、最初の患者への投与と初期解析を実施した。初期結果では、安全性に大きな問題は認められず、薬物動態や腫瘍への集積について今後の評価につながる有用な知見が得られた。本試験ではPET/CTを用いて安全性、薬物動態、被ばく線量、腫瘍集積性を評価し、診断薬としての有用性に加え、治療用放射性核種を組み合わせたセラノスティクスへの展開可能性も検証する。CLDN18.2は胃がんや食道胃接合部がんをはじめ、膵がんや肺腺がんなどでも高発現する有望な標的分子であり、PD-29875は独自の環状ペプチド創薬技術PDPS®から創製された。本研究で得られる臨床データは、CLDN18.2標的放射性医薬品の開発を加速し、個別化診断・治療の実現に貢献することが期待される。

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