2021-05

細胞遺伝子工学

国立遺伝学研究所が取り組む新型コロナウイルス・全ゲノム解析の紹介

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の全ゲノム解析による分子疫学調査(SARS-CoV-2 RNA全ゲノム解析)を静岡県と連携・協働して進めている。感染拡大にともないウイルスゲノムには様々な変異が入る。変異パターンを解析することで、感染ルートの解明など感染症対策に大きく貢献できると考えてる。
有機化学・薬学

ヒト神経薬効・毒性評価プレート「Quick-Neuron™Plate-MEA48」を発売

神経疾患の薬剤評価に使えるヒト神経薬効・毒性評価プレート「Quick-Neuron™ Plate - MEA 48」を、製薬企業や研究機関向けに日本国内で発売。
医療・健康

腸呼吸の応用により、呼吸不全の治療に成功~腸換気技術を用いた新たな呼吸管理法の開発へ光~

腸に酸素を供給するというアプローチにより、全身の酸素化を可能とする腸換気(EVA)法を開発し、呼吸不全モデル動物の生命予後を改善できることを明らかにした。
ad
生物化学工学

シナプス後部基本骨格格子構造の精製に成功

脳内興奮性シナプスのシナプス後肥厚部(PSD)に内在する骨格構造(PSD lattice)の精製に成功し、その基本骨格と考えられるPSD lattice backbone構造の存在を明らかにした。
細胞遺伝子工学

試験管内で染色体を作る~トポイソメラーゼⅡαが密な環境で働く仕組みを解明~

独自に開発した試験管内解析法を駆使し、主要な染色体構成タンパク質であるトポイソメラーゼⅡα(トポⅡα)の機能を明らかにすることに成功した。
生物化学工学

植物が地上に繁栄できた鍵~側根を作る幹細胞性を支配するタンパク質を発見~

根の枝である側根を作ることができるのは内鞘細胞と呼ばれる細胞である。シロイヌナズナの内鞘細胞が持つ側根形成能力を支配しているのは、二つのタンパク質からできているPFA/PFB転写因子複合体であることを発見した。
細胞遺伝子工学

遺伝子の転写制御に関わるRNAのマイクロ秒構造変化~最新の1分子蛍光計測法で観測~

最新の1分子蛍光計測法を応用して、遺伝子の発現を制御するRNAが小分子(リガンド)と結合して非常に速く構造変化する様子を観測することに成功した。
有機化学・薬学

エボラウイルス抗原迅速診断キットのPMDAによる国内製造販売承認を取得

エボラウイルス抗原迅速診断キット(製品名:クイックナビ™―Ebola)について、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)による国内製造販売承認を2021年3月18日に取得した。
有機化学・薬学

ウイルスを使わずに、簡単に、安く、効果の高いCAR-T細胞製剤を開発

遺伝子改変キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T細胞)は患者の血液を遺伝子改変して作製される新しいがん免疫療法であり、ウイルスを使わない遺伝子改変技術「ピギーバックトランスポゾン法」と、独自に開発した、遺伝子導入されたCAR-T細胞を免疫疲弊を誘導せずに体外で増殖させる「遺伝子改変フィーダー細胞法」を組み合わせ、さまざまなCAR-T細胞を効率よく製造する技術を開発した。
有機化学・薬学

蚊やマウスの唾液の鎮痛効果のメカニズムの発見

蚊やマウスの唾液に鎮痛効果があり、それがカプサイシン受容体TRPV1とワサビ受容体TRPA1 の機能を阻害して起こることを明らかにした。
医療・健康

どういう人々が新型コロナウイルスのワクチンを接種したがらないか:インターネット調査における検証

どのような人々が新型コロナウイルスのワクチン接種に対する抵抗感を持っているかについて、全5回のインターネット調査を行ない、多項ロジスティック回帰分析を行った。
医療・健康

機械学習を用いて気象データと暦情報から一日あたりの平均気温や気温差などによる院外心停止発症リスクを高精度に予測することに成功

機械学習を用いて気象観測データと暦データを基にした院外心停止発症予測モデルを世界で初めて作成した。
ad
タイトルとURLをコピーしました