2021-05

有機化学・薬学

肉眼では分かりにくい脳腫瘍に即時に「色をつける」局所投与型の手術用新規蛍光プローブの開発

脳腫瘍で高頻度にみられる神経膠腫(グリオーマ)のうち、最も悪性度の高い膠芽腫を、手術中に「色をつける」ことで識別しやすくする局所投与型蛍光プローブを開発した。今回開発した蛍光プローブはわずか数分で蛍光を発し、繰り返し投与が可能であることが特徴。
医療・健康

日本人は幼少期から話者の目を見ることを発見~口を選好する英語圏との文化・言語差~

日本の乳幼児の視線計測をおこない、「日本人は話者の目を見て、英語母語者は口を見る」という大人で報告されていた文化・言語差が幼少期から存在することを見出した。
医療・健康

運動は抗ウイルス免疫を正負に変動させることを発見~ウイルスに打ち勝つ効果的な運動タイミング~

マラソンなどの長時間の激しい運動が、血中の免疫細胞動態を変化させ、抗ウイルス免疫の増強にも減弱にも作用しうることを、動物モデルを使った実験で突き止めた。
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生物化学工学

植物の表皮細胞に存在する機能未知の小さな葉緑体の存在意義を解明

表皮葉緑体は免疫因子を搭載して細胞内を移動し病原菌の侵入阻止に関与する、植物の表皮細胞に存在する機能の存在意義を解明した。
生物化学工学

運動中のショウジョウバエ幼虫の筋弛緩を制御する神経回路メカニズムの解明

ショウジョウバエの幼虫が後退運動する際、筋弛緩のタイミングを全身にわたり協調して制御する神経回路を発見した。コネクトミクス解析により脳から筋肉に至る神経回路構造を網羅的に解析することで、協調的な筋弛緩の神経制御の仕組みを初めて明らかにした。
医療・健康

光触媒で空気中に浮遊する”新型コロナウイルス”の感染性を検出限界以下まで消失させることに成功

光触媒技術で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染性を検出限界以下まで消失させることを実証した。光触媒が発生する活性酸素がウイルス粒子表面のSタンパク質等の分解、ウイルスメンブランの破壊やウイルスRNAを損傷した可能性が一因であることを示した。
医療・健康

「脳内炎症」を引き起こす新たなタンパク質を発見~脳梗塞への治療応用につながることが期待~

脳梗塞モデルマウスを用いた実験により、脳梗塞をさらに悪化させる「脳内炎症」の新たなメカニズムを解明した
生物化学工学

雌雄同体の新種誕生におけるメスとオスの性染色体の運命

琵琶湖産ボルボックスの雌雄異体種と雌雄同体種の全ゲノム比較解析から、雌雄同体種は、雌雄異体種のメス側の性染色体が残存したままオス特異的遺伝子を獲得することで誕生したことが明らかになった。
医療・健康

もやもや病のリスク遺伝子RNF213の遺伝的特徴と拡散経路の推定

もやもや病のリスク遺伝子RNF213の配列を日本人患者で集団遺伝学的に解析し、本疾患に見られる多様な病態はRNF213の変異だけでなく環境要因の影響を受けている可能性がある。
有機化学・薬学

アトピー性皮膚炎の発症に関わる痒み物質の産生を抑制する化合物を開発

アトピー性皮膚炎の主要な痒み惹起物質であるIL-31の産生を抑制する低分子化合物を開発した。
医療・健康

成人期10㎏以上の体重増加と関連する生活習慣および生活習慣病を明らかに

岩手県地域住民コホートに参加いただいた32,675人について、20歳以降の成人期の10㎏以上の体重増加と、それに関連する生活習慣および生活習慣病を解析した。
有機化学・薬学

ヒト肺胞細胞を用いた新型コロナウイルス感染症治療薬の効果判定法を確立

新型コロナウイルスの主要な感染巣であるヒトの肺胞の細胞を、オルガノイド培養技術を用いることで効率的に増殖させる技術を開発し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬の効果判定を行う評価系を確立することに成功した。
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