東京医科歯科大学

医療・健康

COVID-19による死亡者の約20%、70歳以上の未感染者の約4%がI型インターフェロンに対する中和抗体を保有する

COVID-19患者(5,857例)および健常者(34,159例)の検体を収集して、I型IFNに対する中和抗体の保有状況を調査した。COVID-19による死亡例および80歳以上の最重症例は、I型IFNに対する中和抗体を高頻度(約20%)に保有することが判明した。一方、COVID-19の軽症者における中和抗体の保有率は低く、本中和抗体を保有することがCOVID-19重症化のリスク因子になることが明らかとなった。
有機化学・薬学

転写因子KLF5が筋萎縮の発症に重要であることを発見

転写因子Krüppel-like factor5(KLF5)が筋萎縮を促進することを明らかにするとともに、KLF5の働きを抑えるAm80という薬剤を飲むことにより、筋萎縮の発症が防げる可能性を新たに発見した。
有機化学・薬学

血液脳関門通過を可能にしたヘテロ核酸医薬の開発

従来のアンチセンス核酸医薬では不可能であった全身投与(静脈内および皮下投与)による中枢神経での遺伝子の発現抑制を可能とする新技術の開発に成功した。
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医療・健康

世界最大の新型コロナウイルス感染症のゲノムワイド関連解析にアジア最大のグループとして貢献

コロナ制圧タスクフォースの活動は、国際共同研究グループと共に研究を進めています。世界で最大の新型コロナウイルス感染のホストゲノム研究であるCOVID-19 Host Genetics Initiative に、アジアで最大の研究グループとして参加し、COVID-19の重症化に関わる13箇所の遺伝子多型(バリアント)の発見に貢献した。
医療・健康

クローン性造血の臨床予後への影響を解明~遺伝子変異とコピー数異常の統合的な知見~

バイオバンク・ジャパン登録被験者のクローン性造血の遺伝子変異とコピー数異常の統合解析を実施し、(1)クローン性造血では遺伝子変異とCNAが高頻度に共存すること、(2)両者が共存すると血液腫瘍・心血管疾患のリスクが有意に上昇すること、などを解明した。
医療・健康

「高脂肪食などによる肥満が薄毛・脱毛を促進するメカニズムの解明」

高脂肪食の過剰摂取や遺伝性の肥満がマウスの脱毛症の発症を促進することを示し、毛包幹細胞の中で酸化ストレス、脂肪滴、炎症性シグナルが段階的に発生し、幹細胞と毛を再生させるソニックヘッジホッグ(Shh)経路を抑制することを明らかにした。
医療・健康

「新たな疾患発症メカニズムによる免疫不全症(AIOLOS異常症)の発見」

新しい免疫不全症(AIOLOS異常症)を同定し、その病気の発症機構が、ヘテロマー干渉阻害という機序によるものであることを初めて明らかにした。
医療・健康

HIV-1ゲノムRNAの運命を決めているRNA構造の解明

後天性免疫不全症候群(エイズ)の原因ウイルスであるHIV-1ゲノムRNAの5’末端におけるGの残基数がRNA構造に与える影響を解明。HIV-1のゲノムRNAの翻訳や逆転写反応に与える影響を解析するための知見を提供。
医療・健康

産学連携プロジェクトの成果として開発~特殊な微細構造を有する脊椎固定用デバイスが保険収載~

自の金属加工技術を用いた特殊な微細構造を有する脊椎固定用デバイス「UNIOS(ユニオス)PLスペーサー」を開発し、医療機器としての製造販売承認取得を経て、保険収載された。
医療・健康

腸呼吸の応用により、呼吸不全の治療に成功~腸換気技術を用いた新たな呼吸管理法の開発へ光~

腸に酸素を供給するというアプローチにより、全身の酸素化を可能とする腸換気(EVA)法を開発し、呼吸不全モデル動物の生命予後を改善できることを明らかにした。
有機化学・薬学

「 ヘテロ核酸医薬による遺伝子発現制御メカニズムを解明 」~より有効な核酸医薬のデザインが可能に~

HDO核酸に結合する複数のタンパク質を同定し、HDOの活性制御に関わっていることを明らかにした。
医療・健康

幹細胞分裂タイプの違いが毛包の再生・老化を決定づけることを発見

加齢によって毛包幹細胞におけるXVII型コラーゲンが減少すると、再生型からストレス応答性の非対称分裂へとスイッチし、幹細胞の枯渇による毛包の矮小化と脱毛を引き起こすことを明らかにした。
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