科学技術振興機構

細胞遺伝子工学

進化情報をAIがとらえ酵素機能をデザイン可能に ~機械学習で酵素の基質選択性を設計する新技術~

2022-11-03 大阪大学,科学技術振興機構 ポイント 酵素の基質・補酵素特異性をつかさどるアミノ酸残基を人工知能により推定する手法を開発 進化過程で保存されてきたアミノ酸配列をひも解くことで機能に関わるアミノ酸残基の推定が可能に 酵素...
生物工学一般

生体外で高効率に長毛を生み出す毛包オルガノイドの作製技術を開発 ~白髪や脱毛症の治療薬開発、毛髪再生医療に期待~

2022-10-24 神奈川県立産業技術総合研究所,横浜国立大学,科学技術振興機構 ポイント 生体外で高効率(~100パーセント)に毛幹を生み出せる毛包オルガノイドの作製に成功した。 毛幹の長さは3ミリメートルに達し、ピンセットで操作できる...
有機化学・薬学

光の力で抗原抗体反応を加速 2京分の1グラムの微量たんぱく質を3分で検出成功

2022-10-06 大阪公立大学,科学技術振興機構 ポイント 光の力により、分子認識機構の一種である抗原抗体反応を加速する新原理を発見。 レーザー光を3分照射するだけで数十アトグラムの極微量たんぱく質を検出可能。 がん、認知症、感染症など...
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医療・健康

体を隅々まで照らす新規生体光デバイス・システムを開発 血管内治療技術を応用した光照射デバイス・システム(ET-BLIT)開発に成功 ~さまざまな光治療技術の臨床応用に道を切り開く~

2022-10-06 名古屋大学,科学技術振興機構 ポイント 光と薬剤、あるいは光のみをがんなどの治療に応用する研究開発は盛んに行われる一方、その開発の中心は光感応薬剤側が主となっており、臨床使用を考えた場合、光を確実に患部に届ける技術が求...
有機化学・薬学

睡眠に関わるたんぱく質リン酸化酵素の働きを解明 ~入眠の促進と目覚めの抑制を異なる状態で制御~

2022-10-05 科学技術振興機構,東京大学,理化学研究所 ポイント たんぱく質リン酸化酵素のCaMKIIβには睡眠を促進する働きがあることを明らかにしてきましたが、その睡眠制御の詳しい機構は不明でした。 CaMKIIβは、自身のリン酸...
生物化学工学

植物進化の解明と微細藻類の高度な産業利用の促進 ~温泉微細藻類ガルデリアの性の発見と高度な遺伝的改変技術~

2022-10-04 国立遺伝学研究所,理化学研究所,科学技術振興機構 植物には、花を咲かせて受精により種子を生じるという「有性生殖」を伴う生活環が存在します。しかし、これまでに、進化の初期に出現した単細胞紅藻などは、無性生殖するとされてい...
医療・健康

腸の活発な運動で促進される糖質吸収の可視化に成功 ~肥満や糖尿病、腸内細菌に関する栄養吸収メカニズムの解明に期待~

2022-09-21 東北大学,科学技術振興機構 ポイント 蛍光色素で標識したグルコースを用いて腸における栄養吸収の可視化に成功 線虫の腸内流動と腸壁における栄養吸収を関係付ける力学法則を発見 腸の活性・疾患や腸内細菌に関係する栄養吸収メカ...
生物化学工学

”愛情ホルモン”オキシトシンが脂肪を燃やすための脳の神経路を発見 ~情動ー自律神経連関のメカニズム解明や新たな肥満治療法の開発に可能性~

2022-09-21 名古屋大学,科学技術振興機構 ポイント 視床下部室傍核のオキシトシンニューロンが、褐色脂肪熱産生を駆動する延髄縫線核領域のニューロン群に神経伝達することが明らかになりました。 このオキシトシン神経路の活性化が交感神経系...
医療・健康

光がん治療法の新原理を提案 ~必要に応じて薬剤を供給するドラッグデリバリーシステムへの発展に期待~

2022-09-21 東京大学,科学技術振興機構 ポイント 生体を透過しやすい赤色光を当てると、光が当たった部位でのみ薬剤が放出され、がん細胞を攻撃する、光がん治療法の新原理を提案した。 室内光では変化せず、赤色パルスレーザー光が当たった場...
生物工学一般

ペプチド融合たんぱく質を用いた微小管「超」構造体の構築に初めて成功 ~分子ロボットなどのナノ材料への応用や繊毛・べん毛の形成原理の解明に期待~

2022-09-08 鳥取大学,奈良先端科学技術大学院大学,北海道大学,科学技術振興機構 ポイント チューブ状細胞骨格である微小管に結合するペプチドを融合したたんぱく質を開発し、微小管の内部および外部に選択的に結合させることに成功した。 こ...
生物化学工学

光で水素イオンを輸送するウイルス由来のヘリオロドプシンを発見 ~円石藻大量発生の抑制に関与、光遺伝学ツールとしての応用も~

2022-09-06 名古屋工業大学,科学技術振興機構 ポイント 世界で初めて光応答性たんぱく質・ヘリオロドプシンの機能を解明した。 海洋性植物プランクトンである円石藻に感染する巨大ウイルスは、光とヘリオロドプシンを使って地球環境に影響を与...
細胞遺伝子工学

抗体のクラススイッチを制御し微生物感染から 生体を防御する分子の発見 ~感染症や免疫難病に対する治療法開発への手がかりに~

2022-08-25 徳島大学,科学技術振興機構 徳島大学 大学院医歯薬学研究部・生体防御医学分野の九十九 伸一 助教、安友 康二 教授、モントリオール大学のJavier M Di Noia 教授、岐阜大学の前川 洋一 教授、滋賀医科大学の...
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