2026-09-03 産業技術総合研究所
植物感染性細菌の機能未知タンパク質をAIによる立体構造予測で探索し、新たな小型ゲノム編集ツール「AsaTnpB-L」を開発した。AsaTnpB-LはDNAを切断するタンパク質と標的を指定するガイドRNAからなり、CRISPR-Cas9のハサミ役より大幅に小さい約600アミノ酸で構成される。立体構造に基づく改良により、ヒト培養細胞で約60%のゲノム編集効率を達成し、植物細胞でも利用可能であることを実証した。さらにDNA認識に必要なTAM配列を改変し、標的範囲を広げられる可能性も示した。海外特許への依存を避けた日本発の技術として、医薬品開発、農作物育種、バイオものづくりなどへの応用が期待される。

概要図 開発したゲノム編集ツールのイメージ
※ AsaTnpB-L:トマトの根などから単離される細菌の一種であるAgrobacterium salinitoleransのTnpB-L遺伝子の略称
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