タンパク質・DNA間の結合に新機構を発見 分子の揺らぎを利用する化学ラチェットの可能性

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2020-10-09 国立遺伝学研究所

Dependence of DNA length on binding affinity between TrpR and trpO of DNA

Nobuo Shimamoto*, Mikito Toda*, Shigetoshi Nara, Tamiki Komatsuzaki, Kiyoto Kamagata, Takashi Kinebuchi, Jun-Ichi Tomizawa *は責任著者

Scientific Reports 10, 15624 (2020). DOI:10.1038/s41598-020-71598-3

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国立遺伝学研究所名誉教授 嶋本伸雄と杵淵隆(元博士研究員)、奈良女子大学教授 戸田幹人、岡山大学大学院自然科学研究科特命教授(研究) 奈良重俊、北海道大学電子科学研究所教授 小松崎民樹、東北大学多元物質科学研究所准教授 鎌形清人、国立遺伝学研究所元所長 富澤純一(故人)から成る研究チームは、DNAとタンパク質の結合に関して新たなメカニズムを発見しました。

このメカニズムは、DNA・タンパク質の結合において、これら生体分子の揺らぎが重要な役割を果たしている可能性を示唆しており、生命現象の基幹を成す原理として、新たな指針を与えることが期待できます。

本研究は、JSPS科研費、物質デバイス共同研究拠点の助成のもとに行われました。

本研究成果は、令和2年(2020年)9月24日(木)に、英国科学誌「Scientific Reports」にオンライン掲載されました。

Figure1

図: (a)詳細つり合いが成り立つ場合 (b)詳細つり合いが破れている場合

細胞遺伝子工学生物化学工学
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