妊娠中の運動が胎盤を通じて子の肥満を防ぐ~胎盤・運動・栄養を活用した次世代の健康増進~

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2021-04-06 東北大学

【本学研究者情報】

〇本学代表者所属・職・氏名:学際科学フロンティア研究所・助教・楠山 譲二

【発表のポイント】

  • 妊娠中の運動が子の将来の肥満リスクを低減するメカニズムを解明
  • 胎盤から産生されるタンパク質が親の運動情報を子に伝達していた
  • 妊娠期の運動と栄養を組み合わせた次世代予防医療の開発に期待

【概要】

母親の肥満は子の将来の糖尿病リスクを増加させることが知られており、世代を超えた肥満や糖尿病の連鎖を防ぐことは重大な課題となっています。東北大学学際科学フロンティア研究所の楠山譲二助教、理化学研究所の小塚智沙代基礎科学特別研究員、金沢医科大学の八田稔久教授らのグループは、妊娠期の運動が子の肥満を防ぐメカニズムを明らかにしました。本研究は、胎盤から産生されるスーパーオキサイドジスムターゼ3(SOD3)が親の運動効果を子に伝達するタンパク質であることを初めて実証した重要な報告です。本研究によって、次世代の健康を増進する新しい予防医療の開発に貢献することが期待されます。

本研究成果は、2021年3月25日(日本時間3月26日)Cell Metabolism誌(電子版)に掲載されました。

詳しい資料は≫

問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学大学学際科学フロンティア研究所
新領域創成研究部
助教 楠山 譲二

(取材に関すること)
東北大学学際科学フロンティア研究所
企画部
URA 鈴木一行

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